Q.
どのような研究ができますか?
A.
教育に関わる現象を、社会学という手法によって読み解こうとする学問領域です。テーマは学校だけでなく、家族、職業、教育問題(いじめや不登校、少年犯罪など)、文化、歴史、経済、ジェンダー…など非常に幅広く扱っています。当研究室の特徴は、学部生も各学年で「共同研究」を行っていることです。その中で、調査の計画・実施や実際の論文の書き方など、卒業研究を作成する上での基礎的なスキルを習得することができます。
Q.
担当教員のプロフィール(業績、研究分野など)を簡単にご紹介ください。
A.
■山田先生の研究関心は以下の通りです。
①戦前の中等教員社会の形成過程、また高等教育機関の社会的機能などを中心にした教育の歴史社会学的な分析。
②ライフヒストリーによる教師の成長と変化に関する研究。
③マンガの中の教師像などメディアをめぐる教育現象の社会学的な分析。
④学生文化の形成過程の分析。
■また、山田先生の主な著書は以下の通りです。
・グッドソン、藤井泰・山田浩之編訳、2001、『教師のライフヒストリー』晃洋書房。
・山田浩之、2002、『教師の歴史社会学』晃洋書房。
・山田浩之、2004、『マンガが語る教師像』昭和堂。
・藤井泰・山田浩之編、2005、『地方都市における学生文化の形成過程』松山大学総合研究所。
・グッドソン、高井良健一・山田浩之他訳、2006、『ライフヒストリーの教育学』昭和堂。
・山田浩之・葛城浩一編、2007、『現代大学生の学習行動』広島大学高等教育研究開発センター。
・マクドナルド、菊池栄治・山田浩之・橋本鉱市監訳、2009、『世界から見た日本の教育』(リーディングス日本の教育と社会⑳)日本図書センター。
・藤井泰・山田浩之編、2010、『地域社会における教師の仕事と生活』松山大学総合研究所。
Q.
どのようにして特研(ゼミ)を実施していますか。
A.
学部生は基本的に学年別でゼミを行っています。一方で、院生は担当教員・学年を考慮せず、全員集まって行います。
Q.
発表頻度を教えてください。
A.
2週間に1度程度です。
Q.
特研についてもっと詳しく!
A.
文献閲読の発表や、卒業研究の進捗状況等の報告をします。その際、学生同士で質疑応答をしたり、アドバイスをし合ったりして進めています。
さらに、学部生は個人研究の他に、「共同研究」を行っています。過年度のテーマは以下の通りです(近年はコロナ禍の影響等もあり実施できていませんが、希望に応じて実施できます)。
・26生(平成26年度入学生)共同研究テーマ:「ターム制に関する研究」、「メディアの中の教師像」
・25生(平成25年度入学生)共同研究テーマ:「有害指定図書は有害か」
・24生(平成24年度入学生)共同研究テーマ:「『意識高い系学生』に関する研究」
Q.
研究室の学生の主な進路についてお答えください。
A.
学部卒業後は、大学院、教員、公務員、一般企業など、幅広く活躍されています。また、大学院進学後も、教員・公務員・一般企業・博士課程後期進学など様々な進路があります。学部に限らず、大学院に行ってもなお、個人の特性に合わせて、多様な進路を考えることができます。
Q.
研究室で実施するイベントを教えてください。(コロナ禍に限らず、以前から実施してきたイベントも含みます。)
A.
4月 お花見
5月 新ゼミ生歓迎会
7月 スポーツ観戦(サッカーや野球)
8月 ゼミ合宿(読書会や共同研究)
10月 日本教育社会学会
11月 中国四国教育学会
12月 学部3年生卒論構想発表会、忘年会、実習終わりBBQ
2月 学部4年生卒論発表会、ゼミ卒業旅行(追いコン)
※月に一回、社会人の院生を交えて特研を行っています(大学院生中心)。
Q.
「こんな人にオススメ!」などのアピールポイントを!
A.
教育社会学では既存の価値にとらわれず、常識を打ち破るような研究が良い研究とされます。そのため、常識を疑い、真摯に研究に取り組む方に特におすすめできます。また、幅広いテーマを扱えるため、己の興味関心と真剣に向き合いたい方にもおすすめです。
Q.
研究室独自のサイトやSNSのリンクはありますか?
A.
詳しくは下記のリンクからどうぞ!